$●中学英語も不安なあなたへ(成田市の初級英会話教室ワイズアカデミー)-学習指導要領

教科書英語が「理論的」ということを意味するのであれば、それを否定する理由は何ひとつないと思います。
This is a pen.を疑問文にすると
Is this a pen?
この理屈を否定する必要は何もないと思います。
ところが!
最近の教科書は「会話を取り入れるべき」という風潮におされて、中学1年生の教科書の最初のほうにこのような表現が説明もなく混在して出てきて、それがテストにも出ます。
You are Ken, right? = あなたはケンですよね。
Are you Ken? = あなたはケンですか。
あるいは極端な場合: You are Ken? = あなたはケンですか。
(実用英語では有りですね)
このような教科書の校正によって何が生じるか。
私の経験から申し上げれば「理論的な頭をもった生徒」ほど混乱してしまいます。
特に教え方が「ただ覚えなさい」であれば、とても混乱します。
昔の教科書のように、以下のように進めるべきだと思います。
You are Ken. → Are you Ken?
He is tall. → Is he tall?
They are rich. → Are they rich?
この基本的なルールをしっかりと身につけさせる。
そして、その応用として実用英語では
You are Ken?
You are Ken, right?
という表現もある、ということを教える。
これは一つの例に過ぎません。
他にも教科書にはあまりにも「説明なしで」中途半端に会話表現を取り入れている例が多すぎると思います。
結果として「現実に」何が起きているか?生徒は会話表現を身につけるどころか、英語が分からなくなってきている生徒が増えているのです。
私は会話表現を取り入れることに反対する気は毛頭ありません。
しかし文法的な説明を否定する風潮には断固反対する立場です。なぜなら、現実に生徒が混乱して困っているからです。
この話は長くなるので、これから何回かにわたって書かせていただきます。


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よっちゃん先生(大森善郎)
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2 Responses

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    よっちゃん先生のお考えに200%賛成です。
    私も過去に様々な英語学習アプローチを子供たちに考えてみました。
    いろいろな勉強方があると思います。が、やはり日本人には徹底的に文法を叩き込むことが必要だと思います。もちろん外国語を耳(音)で覚えている方ともたくさん会いました。でも深い、説得力のある会話が出来るようになるためにはやはり文法無視はいけないと思います。
    基本をしっかり叩き込むことなくして英語を自由自在に扱うのは困難だと思います。
    外国で英語を話していても、私は常に文法をチェックしたり、あれ?これでいいのかな?と思ったときは、難しいうんちくが書かれた英文法の本を引っ張り出しています。退屈な中に面白さを発見できる指導方針をもったよっちゃん先生、英語好きな子供を育ててくださいね!
    個人的なこと追記します。。。
    日本帰国にあたり、連絡できずにすみません。
    突然決行&短期だったため よっちゃん先生の本・・・と思いつつ次回にした方がご迷惑でないと思ったのです。
    あの本はまだGETすることができますか?
    あと、よっちゃん先生が何かアメリカで欲しい本がありましたら(思いつきましたら)お気軽にメールしてください。プレゼントさせてください。

  2. SECRET: 0
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    >mukukoさん
    丁寧なコメントを有難うございます!
    そうですね、ただ単に「わぁ、きれい!」「かわいい!」というのを会話とよぶのであれば文法は必要ないと思いますが、あいさつの後の中身のある会話をしようと思ったら、論理的な構造が理解できていないと難しいですよね。
    また次回ゆっくりと帰国できるときに遠慮なく声をかけてくださいね。
    お気遣いいただき、有難うございます。
    ではお言葉に甘えて、本というよりも、高校生の生徒がテーブルで遊んで喜ぶようなゲームなどあれば(高いものにしないでね)とってもうれしいです!

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