inは「~の中」という意味で間違いではありません。
しかし「~の中において」と解釈した方が幅広く理解できると思います。
例えば日付を表すにはon July 5(7月5日に)のようにonを使いますね。
また一方でin July(7月に)と月の場合にはinを使います。これは日付が特定されない(7月という期間中に)と考えれば納得がいきますね。
またinは時だけでなく場所(I live in Japan.)あるいは概念でも使います。
in my own time = 私自身の場合には
では色々な用例を見ていきましょう。
(1)雨がふるといけないから傘をもっていきなさい。
Take your umbrella in case it rains.
in case…で「万がいち…したら、万がいち…だといかえないから」という使い方です。つまり「こういうケースの中においては」と理解できますね。
You should carry your credit card just in case.
(万が一のためにクレジットカードを持っていったほうがいいよ)
このように just in case だけで使われることもよくあります。
(2)私の意見では彼はよくやったと思います。
In my opinion, he did it very well.
まさに私の意見「の中においては」ということになりますね。
他にも in my experience(私の経験では)も同じ感覚です。
(3)彼女は着物が似合って美しく見える。
She looks beautiful in a kimono.
これを「着物の中で」訳すと、なんだかしっくりきませんね。
「着物の中において」と言う状態ですから、着物が似合ってと訳せばピッタリですね。
(4)彼は具合が悪くて寝ています。
He is sick in bed.
冠詞の無いbedは「寝るべき場所」という概念でしたね。
物理的にベッドの中というよりも、寝るべき場所「の中において」病気である。つまり具合が悪くて寝ているととらえられます。
同様な表現に in class(授業中) in church(礼拝中)などがあります。
(5)彼は交通事故で死亡した。
He was killed in a car accident.
これは分かりやすい例かもしれませんね。
交通事故の中で、ではなく、交通事故という事態「の中において」ということを表現しているわけですね。


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