サッカーで相手選手のすき間を通って抜けていくパス。
これをスルーパスというのはご存知の方は多いでしょう。
そう、その感覚がthroughなんですね。
ただし物理的に通り抜けるだけでなく、時間的にあるいは精神的に、あるいは何かのプロセスを経過するのにも使われます。
意外によく使われる単語ですので、しっかりと親しんでいくようにしましょう。
(1)通してください。
Let me through.
とても英語的な表現ですね。
そしてthroughの感覚が正に分かりやすいと思いませんか。
let me+動詞で~させて、というのが普通の表現です。
Let me ask you something.
(質問をさせてください)
しかし例文のように動詞以外でもlet meは使えます。
Let me in.(中に入れてください)
(2)あなたの辛い経験はわかります。
I know what you went through.
go throughでそのまま字義通り「通り抜けていく」も
ありますが「辛い経験をする」という意味でも使われます。
失恋の歌の歌詞などによく使われますよ。
(3)彼女を通じて彼と知り合いました。
I met him through her.
これもおもしろい表現ですね。
through herで彼女を通って=彼女を通して、ということです。
ところでseeとmeetの違いですが、ざっくり言えばsee=軽い・口語的、meet=しっかり会う、という感覚でいいかと思います。
(4)私は窓から夕日を見ていました。
I was watching the sunset through the window.
窓を壊して通り抜けなくてもいいんですね。
窓と通して、その光を見ていたというわけです。
(5)食事はすみましたか。
Are you through?
これもおもしろい口語表現ですね。
全てを通り抜けた、つまり済ませたということですね。
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2 Responses
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サッカーの「スルーパス」で『through』がしっくりきました!
ありがとうございます。
「Are you through?」ははじめて知りました。
これは結構砕けた表現なのですか?
レストランなどで使われない表現ですか?
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>ヨガ好きニコニコーチすっちゃんさん
コメントありがとうございます!
throughは、通過した→終わった、という意味で使うことがよくあると思います。
Are you through?はレストランで聞かれて、とても印象に残っています。比較的口語的ではないかと思います。