「~の上」という日本語に対応する英語はいくつもあります。
例えばonもoverもそうです。
onは「接している」という意味です。
従って真上になくても;
There is a picture on the wall.
(壁に絵がかかっています)
という表現が成り立ちます。
それに対してoverは「覆っている」場合です。
There is a bridge over the river.
(川の上に橋がかかっています)
この感触からoverの色々な使い方が生まれていますので、それを見ていきましょう。
(1)彼はフェンスを跳び越えました。
He jumped over the fence.
いかがですか。bridge over the riverと同じように、上の方を覆うというか、接触しないで越えている感覚です。
(2)それは電話では話せません。
I can’t talk about it over the phone.
over the phoneで電話回線というものを渡って、といいましょうか、電話を通じて会話をするという感覚です。
(実際の表現はon the phoneの一般的だと思います)
(3)週末にかけて寒くなるでしょう。
It’s going to get colder over the weekend.
地理的にではなく時間的に「覆う」という感覚です。
ただ単に週末が寒いというよりも「週末にかかって」ということを表すのにピッタリですね。
(4)コーヒーでも飲みにきませんか。
Why don’t you come over for a cup of coffee?
単にcomeというよりもcome over=visitととらえていいと思います。
はるばるやってくるという感覚ですね。
come byですと「ひょこっと立ち寄る」というニュアンスになります。
(5)試験前にノートを読みなおしたほうがいいですよ。
You should go over your notes before the exam.
go overということで「覆うように」見ていくという感覚です。
overを使った熟語にはget over(乗り越える)take over(代わりをする)など色々ありますが、いずれも「over=覆って」という感覚で意味を推測することができると思います。


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