高校生の時にこういう出題がありました。
「次の文章はSVOCかSVOOか答えよ」
私はこう感じました。
「え?そんなことは、どっちでもいいんじゃない?」
その思いは今でも変わりません。
私にとって、文法はたったひとつだけです。
Q: 英語の順番は? A: 「主語+動詞」
Q: 日本語は? A: 「オシリが結論」
では先ず、英語を理解しようとする前に「日本語」を分析してみましょう。
具体的な例文で見ていきます。次の文の「主語」「結論」を考えていきましょう。
(例文1)
「私は太郎です」
分かりますね?正解は;
主語: 私は
結論: 太郎です
(例文2)
「私はこの花が好きです。」
この文の「主語」を答えましょう。
主語: この花が
う~ん…残念!不正解です。
主語を見分けるコツがあります。
先ず文のオシリを見ましょう。日本語の結論(述語)は必ずオシリにあります。
例えば次の文章を見比べてみましょう。
私はこの花が好きです。
私はこの花が好きでした。
私はこの花が好きでない。
分かりますね。
「です」「でした」「でない」というオシリで結論が変わるんです。
では今回の例文「私はこの花が好きです」の結論は何でしょうか。
結論はオシリにありますから正解は「好きです」。
では「好きです」に対する主語は何でしょうか。
もう分かりますね。正解は;
主語: 私は
結論: 好きです
では「私はこの花が好きです」を英語にしたらどうなりますか?
I this flower like.
…惜しい!でも会話では通じるかもしれません。
黙っていては何も伝わりませんから、間違っていると思っても言葉を口に出してみましょう。
でも出来れば次のように言えた方がいいですね。
I like this flower.
あは♪英語はあわてんぼさんだから「私は好きです」という結論が先なんですね。
つまり「私は好きです」⇒I likeを先に言ってしまえばいいのです。
後は残りの部分(this flower)をくっつけるだけでI like this flower.という文章が完成します。
(例文3)
「私が愛した男性はよっちゃんです。」
これを英語にすると; I love Yocchan!(私はよっちゃんを愛しています)やったぁ!ありがとう♪
いや…残念ながらこれでは話の趣旨が変わってしまいます。
思い出してください。ポイントは「オシリを見る」でした。
例文のオシリ=結論は「よっちゃんです」で間違いないですね。
では主語は何でしょうか。
主語が「私が」ならば「私がよっちゃんです」となっておかしいですね。
そうではなく主語は「男性が」であり、この文は「男性はよっちゃんです」が一番言いたいことですね。
これを英語にすると;
The man is Yocchan.
ほら!これなら意味が通じますね。
そして主語は正確にいうと「私が愛した男性」=the man I lovedですから、完成した正解の文章は;
The man I loved is Yocchan.
POINT 英作文のコツ
英作文は決して恐れることはありません。ただし以下の手順を忘れないようにしましょう。
日本語のオシリ(結論)を見る→主語を決定する→主語+結論を英文の最初に持ってくる
「私は」この花が「好きです」
○I like this flower.
×I this flower like.
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6 Responses
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とっても分かりやすいです。早速中学生に伝えました。身振り手振り付きで(笑)
日本語は、結論がおしり(おしりペンペン)。結論のけつはおしりのけつね~。なんて言いながら。
逆セクハラか(ノ゚ο゚)ノ
ためになる記事いつもありがとうございます。
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>ゆうこさん
はーい!参考になって嬉しく思います(^O^)/
「おしりが大切」これは私の信念みたいなものなんですよ(^o^;)
また、これに関連した記事をアップしますね。
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例文3の主語、私が愛した男性は→The man I lovedになるんですね。
なんとなくこういう主語ってパッとでてこないです。
The man is Yocchan.まではわかるんですが、複雑な主語とでもいいましょうか、こうゆう例文をたくさん教えてくださったらありがたいです。
会話の幅が広がりそうな気がします
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>ふうさん
コメント有難うございます。
the man I loved 私が愛した男性
the girl I met 私が会った少女
このような表現は(サラっと流して)感じ取るという感覚も大切だと思います。
深く文法的にとらえようとせず、かるーく流して感触をつかむというフィーリングでよろしいかと思います。
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わたしも5文型は、英文の分析には優れた方法だと思いますが、実際の会話の時には間に合わないため、よっちゃん先生と似た感じのことをいつも生徒さんに話しています。
ここまで音声も文法も違う言語を学ぶってたいへんなことですよね^^
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>みずの式英語リスニング・発音の秘密の法則さん
そうですね。5文型を不要とまでは言わないのですが、先ず単語力{+例文力といいますか)があってこそですよね。
西洋の言葉は同じローマ字を使っているだけでも、相互に通じやすいのはうらやましいことですよね。