ある人の息子がガールフレンドを連れてきたとします。
ところが、あまり印象がよくありませんでした。
このような場合に以下のどちらで表現するのが適切でしょうか。
(1)I really don’t like her.
(2)I don’t really like her.
上の文は「本当に彼女のことを嫌い」
下の文は「あまり彼女のことを好きでない」
という違いになりますから、たとえ親子の間でも下の文(あまり好きでない)を選んだ方が良さそうですね。
ポイントは一つです。「notは直後を否定する」と覚えましょう。
(1)の文はlikeを否定→好きでない、ということを意味し
(2)の文はreallyを否定→それほどには、という意味になります。
not reallyの様な表現を部分否定といいます。
日本人の好む「曖昧な表現」に通じる面がありますので、活用してみてはどうでしょうか。
He is not always late for school.
(彼はいつも学校に遅刻するわけではありません)
実際にはちょくちょく遅刻しているのかもしれませんが、この表現なら柔らかくて当たり障りが無い感じがしますね。
又よく使われるのがnot veryあるいはnot soで「あまり~でない」という表現です。
I’m not so good at playing tennis.
(あまりテニスが得意ではないです)
テニスが全くダメと言っているわけではないですね。それほどうまくないですよ、という謙遜した表現です。
いかがですか、日本人にしっくりくる表現に感じませんか。
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「目が不自由な方のために」画像認証を外してみませんか?
よっちゃん先生(大森善郎)
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14 Responses
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口語一言もそうですが
本当、勉強になります。
英語って曖昧な表現はあんまりないって教え込まれていたけど
そうじゃなんですね。
曖昧と言えば・・・
dislike、do not like、hateのニュアンスの違いと
likeとloveの使い分けを
英会話レッスンの時、先生に聞きましたが
なんか、いまいちピンと来ませんでした。
どんな違いがあるのか、教えて頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
(=^・^=)kitty
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>kittyさん
2つのご質問なので長くなりすぎないようシンプルにまとめてみますね。
先ずdislikeという言葉ですが、文語と言いますか、会話では殆ど使わないカタイ表現と考えていいかと思います。
好きでなければ普通はdo not likeですね。あえてdislike(嫌い)というのは冗談にならないですね。
hate=憎むですが「気が進まない」くらいの意味で使われることが多いかと思います。
I hate to say this but…(これは言いたくなかったんだけど。。。)
dislikeよりもずっと口語的ですからhateであれば冗談にも使えますし、実際に会話ではよく使われていると思います。
likeとloveですが、likeは「気に入っている」そしてloveは「大好き」くらいの感覚でよろしいかと。
突っ込むと長くなるので、とりあえずこのくらいにしますね。
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初めまして。notは直後を否定という事で,大変わかりやすいのですが、I didn't understand what Mike said at all.の文章だと,そうではないようなのですが,どう説明すればよいでしょうか。教えて頂けませんか。not~ at allは熟語で全然~ないと教えていますが、部分否定との見分け方はあるのでしょうか。
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>risakoさん
はい、allが出てきた場合の対処ですね。
「notは直後を否定」にかわりありません。
I don't know all people here.(ここにいる全ての人を知っているわけではありません)
↑
これを見るとnot allは「全て~というわけでない」となるわけですね。
しかし「at all=どんな面でも」という副詞句と理解いただければよろしいかと思います。
He is the greatest man at all.(彼は全ての面で偉大な男だ)
Is she able to sing at all?(一体彼女は歌えるの)
I wasn't surprised at all.(私は全く驚かなかった)
結果として not ~ at all = 全く~でない
となってはいますが、とらえかたは「at all」で一体の副詞句と見れば分かりやすいと思います。
いかがでしょう。
少しは霧が晴れましたでしょうか。
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塾で英語を少々教えていますが、
部分否定の訳って、ひとつの肝ですよね。
I don't really like her.って言われると、
「俺、マジでアイツはダメだわ」ってニュアンスにとらえてしまいますよね。
気持ちはすごくよくわかるのですが(^-^;
notの直後を否定、というのが単純明快で、今後参考にしたいと思いました。
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今と昔では教え方が違うと
先日義父に言われました
例えば have
否定形では don’t で教えられるはずですが、
義父(67歳)の時代は
have not で教えられたとか。
英語教育も進化していくものなのですね。
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>ayamさん
確かに have not という表現はあるようですね。
http://4fukuoka9.blog2.fc2.com/blog-entry-173.html
しかし「そういう表現もある」という位置づけかもしれないですね。
言葉はより多数の人が話しているものが標準ともいえると思いますので、義父様の先生もおそらくそういう感覚で指導されたのではないかと想像します。
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>クロウさん
はい、どうしても日本語と英語は語順が異なるので誤解が生じやすいものですね。
生徒さんへのご指導に参考になれば嬉しく思います。
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よっちゃん先生、有難うございます。
そうなんです。時々、英文を読んでいて、何で、こんなところに、この単語が来るんだ?って、考える事があって、そういう時に手許に辞書等がなく、あやふやになっていたのですが、今回の記事で、納得しました。有難うございます。
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>アラフィフティーママさん
はい、言葉の意味はわかっても、語順のマジック?は分かりにくいものですよね。
ご参考になって嬉しく思います。
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日本語での説明する方法を
勉強させていただいています。
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完全に否定はしないということでしょうか
→~できないわけでわない=やろうと思えばできる
と、いった感じでしょうか?
なんかポジティブな考え方(笑)
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>フィリピン留学@べんたんさん
有難うございます。少しでもご参考になりましたら、嬉しく思います。
一日中ずっと分かりやすい説明を考えているようなものですので、こうしてコメントをいただけて、とても励みになります。
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>美豚(*´∀`)♪さん
そうそう、そういう感覚ともいえますね。
実際には話すときの強弱やニュアンスで実態を判断するのが一番いいと思います。
日本語でも「いや、あまり、少しだけね」と言った場合に、本当にちょっとだけの場合もあれば、実際にはかなりできるのに謙遜している場合があるのと同じですね。