inとintoの違いは非常に難しいですね。
簡単にいえばinは静的な状態を示しているのに対し、intoは行動がどこかに移動する「動的な行動」を表現する、あるいは強調するものと考えればよいでしょう。
実際intoであはずの表現でinが代わりに使われることもあります。
従って慣用句としての熟語を除けば「原則的な違いがある」というくらいの理解が適切だと思います。
(1)彼は図書館の中に入っていきました。
He went into the library.
intoは「動的」でしたね。
例えばHe went to the library.では図書館に行ったことは確かであっても、中に入ったかどうかは定かではありません。
(2)私たちは夜遅くまで働きました。
We worked far into the night.
場所だけでなく時間的にも動きが伴い(夜に入り込んでいく)つまり夜遅くまでというinto the nightの表現です。
(3)彼らは環境問題を考慮に入れていませんでした。
They didn’t take environmental concerns into account.
少し難しい表現ですが、take into accountで「~を考慮に入れる」という意味になります。
(4)スーツケースに私の上着を入れておいてください。
Please put my jacket into the suitcase.
inは「その中にある状態」を指しますが、中に入れるという動的な行為が伴いますのでintoが適切です。
(5)私はK-Popに夢中です。
I’m into K-Pop.
会話では大変よく使われる表現です。
be into~で「~に夢中」という意味になります。
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