Ｓさんは２５才の青年でした。
大学を卒業してからスポーツ指導の仕事やボランティア活動に励んでいました。
彼の夢は海外青年協力隊でネパールに行くことでした。
そして夢は…最後の難関で躓き、私の元を訪ねてきました。
ずっとスポーツ一筋できた彼は、英語が苦手で、勉強もしていませんでした。
しかし面接試験と突破しても、海外に派遣されるには英検２級相当の試験に合格することが条件だったのです。
Ｓさんの実力は率直に言えば中学２年生レベルでした。
ですが熱い情熱が目からほとばしり出ていました。
中学英語の特訓を３ヶ月行い、英検３級レベルまで達しました。
しかし残り期限６ヶ月以内に２級に達するのは夢のような話でした。
「どうしたらいいですか？」
「答は一つ。英語力＝単語力だよ」
６ヶ月の期限で高校文法を身につけるのは至難の業です。
しかし単語力さえアップすれば２級の問題を読んで解くのは可能です。
スポーツで鍛えた根性で、準２級レベルを突破しました。
残り期限が１ヶ月を切り、あと２週間となったとき…
「先生！やりました！ついに２級レベルいきました！」
そう、奇跡を起こしたのです。
その後、長野県での研修にいき、そしてネパールの空へと旅立っていきました。
Ｓさん、君の成功は、素直に信じてついてきてくれたこと、そして夢への情熱を捨てなかったから。
やれば出来る、彼の成功は私の誇りでもあります。
4 Responses
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すごいです！！
やれば出来る！それには夢を諦めずに続けたことですね。（‐＾▽＾‐）
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心の熱くなるお話しですね。
確かに英検２級って英語ができるレベルの第1条件レベルかもしれませんね。
でも準１～１級へとむかっていけば２級レベルの簡単さに気が付きますよね。
用はやってやりまくれば必ず英語レベルアップするし、それで夢をかなえる切符をつかむこともできますね！
ネパールでどんなことやったのかなあ。すてきな若者ですね！！！
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＞ミュウさん
そうですね、また「具体的な目標」がそこにあったからこそできたのだと思います。
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＞mukukoさん
そうそう、テクニックとか関係なく、ひたすらたくさんやっていけば何とかなるものですね。
ネパールでは体育の指導をしていたはずですが、おそらくそれに限らず幅広く活動したことと想像します。