factとtruthの違いですが、factは事実、truthは真実ととらえていいかと思います。
もう少しいえばfactは「誰から見ても同じ客観的な」事実であり、truthは「背後に隠れた、今まで分からなかった」真実ともいえるでしょう。
もっと単純にfact=軽い、truth=重い、という感覚でも構わないと思います。
(1)私は遅刻しませんでした。それどころか早く来過ぎました。
I was not late. In fact, I came too early.
in factは「実は、実際のところ」という意味で日常で大変よく使われる表現です。
ただし例文のように補足説明あるいは修正としての「実は」の場合には「それどころか」が適切な訳になります。
(2)彼女が君をもう愛していないという現実を直視しなくちゃ。
You should face the fact that she doesn’t love you anymore.
この例文の場合は大変厳しい例ですが、実際に現実は厳しい場合が多いのは洋の東西を問いませんね。
(3)「事実は小説よりも奇なり」は、まさに真実だ。
“Fact is stranger than fiction” is indeed true.
日本語のことわざと全く同じですね。
やはり現実というのはアップダウンある、というのが人生ですね。
この例文でfact(事実)とtrue(真実)の違いが分かりやすく例示されていると思います。
(4)しかし彼女が結婚しているという事実は変わりません。
But the fact remains that she is a married woman.
このように強調構文のように使われることもありますが、余計に厳しい現実がグサっときますね。
(5)実をいうと妻は彼女は私よりも10才年上です。
As a matter of fact, she is 10 years older than I am.
in factと似ていますが「いや実はね」というニュアンスが加わった感じになっています。
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よっちゃん先生(大森善郎)
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