bite(噛む)という動詞があります。
その過去分詞がbitになります。
つまり「ひとくち、ひとかけら」というのが元々の語感です。
a bitとa littleはどちらも「少し」という意味で、厳密な違いを定義するのも難しく、どちらを使うかはその人の好みによるところが大きいようです。
感覚的にはa bitのほうが「より少し」ちょっとだけという感覚に思われます。
(1)私は英語が少しだけ話せます。
I can speak English a little bit.
単にa littleで構わないのですが、より「ちょっとだけ」を強調した感覚です。
(2)少し忠告をさせてください。
Let me give you a bit of advice.
ほんの少しだけという謙遜したニュアンスですね。
ただし日本語と同様に「少しだけ」というのは本当に少しではなく(実はたくさんあるんだけども)という意味を持つことがあります
ので、それは文脈や表情などで読み取る必要があります。
(3)もう少し辛抱強くしたほうがいいね。
You should be a bit more patient.
単にbe patientですと少しきつい感じもしますが a bit more を入れることで(あとほんのちょっとだけ)という柔らかい表現に感じられますね。
(4)彼はテニスについてかなり詳しいです
He knows quite a bit about tennis.
これは注意が必要な表現です。
直訳で「全く少しだけ」ではなく「大いに」という意味になります。
a fewは数えられる名詞を「2~3の」と修飾する形容詞ですが、やはりquite a fewになると「かなりの」という意味です。
It took quite a few years to build this temple.
この寺を建てるにはかなりの年月がかかりました。
(5)彼は少しだけ私の父に似ています。
He looks a bit like my father.
likeは「~のような」という意味です。
a bit likeで「ほんの少しだけ」というニュアンスになります。
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