very=とても、という意味は皆さん馴染み深いでしょう。
ここではnot+veryを取り上げたいと思います。
not+veryは部分否定といって「あまり~でない」という意味になるのが基本です。
I don’t like dogs very much.
(犬はあまり好きではありません)
しかし機械的に「あまり~でない」と訳すのではなく、文脈によっては「全く~でない」ともなり得ます。
上の文例でも直接的に「好きでない」と言い切ることには抵抗があるためで、実際には
I don’t like dogs very much.
(全く好きでない)
というのが真意であり、婉曲的に(遠まわしに)言っているということも考えられます。
そこは言い方や表情などで総合的に判断することが大切であると思います。
(1)ご親切にどうもありがとう。
Thank you very much for your kindness.
これはvery muchの代わりにso muchでも構いません。
Thank you so much for your kindness.
一般的にsoの方が女性に好まれる表現と言われます。
また感覚的にveryがカタイ、soが柔らかい或いは感情的と言ってもいいかもしれません。
(2)昼食はとても美味しかったです。
The lunch was very good.
good=「よい」と考えると我々は善悪の善を思い浮かべてしまいがちですが、もう少し幅広くとり一般的に「ポジティブ」くらいに考えると柔軟性が持てると思います。
He is a very good basketball player.
彼は「上手な」バスケットボールの選手です。
(3)彼女はとても上手に日本語を話します。
She speaks Japanese very well.
good=上手な、well=上手に、という違いがあります。
従ってShe speaks Japanese very good.とは言いませんので注意しましょう。
(4)納豆はあまり好きではありません。
I don’t like natto very much.
notとveryが離れていますが、やはり「not+very」という形ですので「あまり~でない」=「あまり好きでない」と訳せます。
しかしやはり(本当は嫌いなんだけど直接的に言うのも失礼だから)という意図とも考えられますので、言葉だけではなく表情も見ないと判断できませんね。
(5)あなたことが私の探していた人物です。
You are the very person I was looking for.
the veryで「まさしく、全く」などの強調になります。
at the very beginning of the party
(パーティーが始まった途端に)
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よっちゃん先生(瀬利善郎)
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