熟語というのは暗記するのではなく「理解するもの」であると考えましょう。
その基本にあるのは前置詞の感覚です。
out=外に、off=離れて、back=戻って
up=上に、down=下に
これらは感覚でつかみやすいですね。
それと動詞の根本的な意味と組み合わせて「推測」をする習慣をつけておけば、全く新たな熟語が出てきても慌てなくて済みます。
(1)彼はガールフレンドを食事に連れ出した。
He took his girl friend out for dinner.
out=外に、と素直にとらえて問題ありません。
ファーストフードのお店で、お持ち帰りのことをtake outと言いますね。
これもまさに持って「出る」わけで感覚的にわかりやすいですよね。
(2)彼はメガネをはずした。
He took off his glasses.
take offは脱ぐと訳されることが多いですが、あくまでも身体からoffつまり離した状態にするわけです。したがって靴shoesでも眼鏡glassesでも構わないわけですね。
靴でも眼鏡でもふたつでペアになるので複数形になることに注意しましょう。
(3)ある男が少女を車で連れ去った。
A man took the girl away in his car.
awayは意識をもって離れる、take awayであれば引き離すという感覚になります。スポーツの試合でHome/Awayがありますね、その感覚です。
(4)明日この本を図書館に返します。
I’ll take this book back to the library tomorrow.
takeは取るなのですが、自分の方にばかりでなくback=元にtakeする場合には日本語にすると戻す、あるいは返すという意味になります。
If it doesn’t fit, take it back.
もし合わなければ、返品しなさい。
(5)この仕事は時間をとりすぎる。
This work takes up too much time.
take upで、そのまま「取り上げる」という意味もあります。しかしまたupには「いっぱいいっぱいに」という感覚もあるために発生した熟語です。
This table takes up too much space.
このテーブルは場所をとりすぎる。
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視覚障害者の方のために「画像認証をはずす」運動にご協力をお願いします。
よっちゃん先生(瀬利善郎)
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090-1502-5643
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2 Responses
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いつも読んでます。
(1)の例文、outが抜けてませんか?
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>ぽちさん
ありがとうございます。タイピングミスで確かにoutがぬけていましたので、修正させていただきました。