この動画(6分間)のユーチューブURLはこちらです。

題名は「視覚障害者から見た厚生労働省、アメーバ、ヤフーの改善点」

ポイントをまとめます。

(1)厚生労働省
インターネットでダウンロードできる資料がPDFになってきている。
PDFは一種の画像です。視覚障害者の方には読めません。厚生労働省といえば率先して配慮があってしかるべきです。早急に改善が望まれます。

(2)アメーバ
「画像認証」がバリアーとなっています。グーグル、ツイッター、ヤフーなど他の大手のメディアは音声認証に対応しているにも関わらず、です。

(3)ヤフー
新規登録は音声認証が可能。しかしパスワードを忘れた場合にメールで送ってもらう手続きには画像認証が必要。改善が望まれます。

さて、本題です。
PDFはWindows, Mac, LinuxなどのOSを問わないために便利なフォームであり、どんどん一般化してきています。この流れは止まらないでしょう。

画像としてしか認識できないPDFに対して、視覚障害者の方は一体どうすればいいのでしょうか?

「読み上げ機能」というものがAdobe Reader ver.6からついています。これを利用して、文字の部分を読み上げることが可能です。

しかし!「アクセシビリティに配慮」して制作してある場合のみ、読み上げが可能なのです。

ご興味のある方はウエブアクセシビリティレポートをご覧ください。

アクセシビリティに配慮して作ることは、技術的にそんなに難しいことではないはずです。以下のものを比べてください。

タウン誌のイベント広告
NHKの語学番組の放送時刻表

私の実験結果です。

イベント広告は何の問題もありませんでした。

NHKの語学番組は、殆ど読み上げることができませんでした。

温厚を自認している私ですが、これには怒りすら感じますね。天下のNHKが、この程度のことを配慮しないで資料を作るとは、何事でしょうか。

Adobe Readerのアクセシビリティ・チェックという機能では、こういうチェック結果が出ました。

「この文書には論理構造が含まれていますが、タグ付きPDFではありません。アクセシビリティ情報が一部欠落している可能性があります。」

視覚障害者が認識できないようなPDFならば、文字ベースの資料をつけるべきです。少なくとも厚生労働省やNHKは、そうあって当然ではないでしょうか?

率先して見本を示すべき組織がこの体たらくでは、一般社会の視覚障害者への配慮が思いやられます。

我々は怒るべきときは怒らなねばならないと思います。青臭いと言われようが、なんと思われようが、黙っていては何も変わりません。

皆さんのご意見を是非お聞かせください。

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4 Responses

  1. SECRET: 0
    PASS:
    厚生労働省所管の国家資格(社会保険労務士)も持っていますので尚更そう思います。
    試験に出すくらいなら、ちゃんとやってほしいですね。
    といっても私もよっちゃんの記事を読むまではしりませんでした。
    気づかせていただいてありがとうございます。

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