兄貴は動物が大好きだった
今は島根で獣医をしている
飼った動物は沢山
りす、ニワトリ、伝書鳩、熱帯魚、亀
他にもあったと思う
親父は船乗りで
会えるのは数ヶ月に一回だけ
兄貴は…
「動物がいれば寂しくないから」
と母に言ってたらしい…
横浜の港に面会に行ったとき
まだ幼稚園児だったがはっきり覚えている
小さなペットショップに小さな子犬
ちっちゃくて茶色くてミルクをペロペロなめてる赤ちゃん
(欲しい)
兄貴の輝く笑顔が忘れられない
島根まで帰る夜行寝台特急
ダンボール箱に入れた子犬がクンクンないた
それに気づいた車掌さんはやさしく見逃してくれた
コリー犬の
フリーダー
新しい家族だった
どんどん大きくなって身長も抜かれた
一緒に犬小屋で寝たり闘牛ごっこをしたり
お散歩で引っ張られてついた膝の傷は今でも残っている
大切な大切な傷あと
毎日が幸せだった
何があってもフリーダーがいれば幸せだった
フリーダーは大きい声で鳴いた
大好きな子供達がいると遊びたくて余計にないた
ある日
母が久しぶりに帰宅した父親と話しているのが聞こえた
(うるさいと近所から苦情があるから手放さないと…)
ウソだろ
聞こえなかったことにしよう
そんなことありえない
ある日
帰宅すると
フリーダーが軽トラックに載せられていた
どうして
どうして
どうして
フリーダーだよ
フリーダーなんだよ
…兄貴にまで相談しなかった…
…それからは暗い数年間だった…
母よ
今でも…辛い思い出だよ
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8 Responses
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愛犬をそうさせられると
怒るのも当然ですね・・・
忘れないであげるのが
一番ですよね
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辛いですね・・・
わかるけど、
でも
お母さんのことは
早く許してあげてください。。。
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>ARIAさん
うん、ひざの傷は小さくなったけど、まだ残っているのがうれしいんだ♪
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>杏音(☆あんな☆)さん
うん、ごめんね
書き方がわるくって
ゆるしてはいるんだよ
ただ、あのころのやりきれなかった思いは心のどこかに残っているだけでね
いつまでも美しい思い出ではあるんだ
ここだけのないしょ話ね(゜ρ゜)ひそひそ
犬が好きすぎて自分が犬のような気がしていてね
ネコはちかづくとよっちゃんから逃げていくんだよね(ノ゚ο゚)ノ
ないしょだよヽ(*'0'*)ツ
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実は私も小学生の頃からコリー飼ってました(^0^)/
もう他界してしまいましたが、、、。
今はテリアがいます
チャロに雰囲気が似ている
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>らんらん♪さん
コリーはいいよね
シェットランドであっても好き
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私も一人暮らしの時犬を飼っていたのですが、結婚して社宅に入り、社宅では飼えず実家に預けたんですが・・・
いつか絶対引き取ろう!と思っていたのに、実家で数年過ごして病気で亡くなってしまった・・・という悲しい思い出があります。
こりーちゃんもその後幸せに暮らせていたら良いですね!!
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>Naokoさん
コメント有難うございます。
そうでうすね、最後を看取れないのは悲しいですよね。でも生まれ過ごした実家で、きっとNaokoさんのことを思いながら旅立たれたのではないでしょうか。
そうですね、きっと余生は幸せに暮らしていたことを、そして私のことを忘れずにいてくれたことを祈っています。
ドラマ「美丘」を観ていると、グッとくるものがありますね。犬であれ、人であれ。。。