Historic Energy Bill 環境エネルギー政策


オバマ大統領が温室効果ガスの排出量削減と自動車の燃費向上に関する政策の見直しに関して演説を行いました。よっちゃんの要約を参照してください。
最後によっちゃん流の解説を加えました。
Hey, guys. Good afternoon. Right now, the House of Representatives is moving towards a vote of historic proportions on a piece of legislation that will open the door to a new clean energy economy.
現在、下院では新たなクリーンなエネルギー経済に扉を開く法制化に向けて動いている。
For more than three decades, we’ve talked about our dependence on foreign oil. And for more than three decades, we’ve seen that dependence grow. We’ve seen our reliance on fossil fuels jeopardize our national security. We’ve seen it pollute the air we breathe and endanger our planet. And most of all, we’ve seen that others countries realize a critical truth: The nation that leads in the creation of a clean energy economy will be the nation that leads the 21st century global economy.
我々は30年以上にわたって海外の石油への依存に懸念してきたが、その依存度は高まるばかりだ。また化石燃料に依存することは国家安全保障の危機にもつながり、そのことは我々が呼吸する大気の汚染や地球の将来への危惧にもつながってきた。そして何よりもクリーンエネルギー経済でリードする国家が21世紀の世界経済をリードしていく、という事実をアメリカ以外の国々は認識してきた。
Now is the time for the United States of America to realize this, as well. Now is the time for us to lead. The energy bill before the House will finally create a set of incentives that will spark a clean energy transformation of our economy. It will spur the development of low-carbon sources of energy — everything from wind, solar, and geothermal power to safe nuclear energy and cleaner coal. It will spur new energy savings like the efficient windows and other materials that reduce heating costs in the winter and cooling costs in the summer.
我々アメリカもこの事実を認めるべきときである。アメリカがリードすべき時がきた。今回のエネルギー関連法案は我々の経済にクリーンエネルギーを取り込む一連の刺激策を含んでいる。風力・太陽エネルギー・地熱から安全な原子力エネルギー・石炭までを含む、低炭素のエネルギー源の利用に拍車をかけるものである。冬の暖房費や夏の冷房費の削減につながる効果的な空調や資材のようなエネルギー節減の新たな方策も鼓舞することになる。
And most importantly, it will make possible the creation of millions of new jobs. Now, make no mistake — this is a jobs bill. We’re already seeing why this is true in the clean energy investments we’re making through the Recovery Act. In California, 3,000 people will be employed to build a new solar plant that will create 1,000 jobs. In Michigan, investments in wind turbines and wind technology is expected to create over, 2,600 jobs. In Florida, three new solar projects are expected to employ 1,400 people.
そして最も重要なことは、これによって何百万もの新たな雇用の創出が可能であることだ。これは雇用創出の法案である。何故これが可能であるかは、経済復興計画を通じてのクリーンエネルギー関連投資で目にしてきたことである。カリフォルニア州では1000人の雇用を生み出す太陽エネルギー工場の建設のために3000人が従事することになる。ミシガン州では風力タービンと風力技術の投資によって2600人以上の雇用が期待されている。フロリダ州では3つの新しい太陽エネルギープロジェクトで1400人が雇用されると思われる。
The list goes on and on, but the point is this: This legislation will finally make clean energy the profitable kind of energy. That will lead to the creation of new businesses and entire new industries. And that will lead to American jobs that pay well and can’t be outsourced.
このようなリストはきりが無いほどだが、ポイントはこういうことである。この法制化によってクリーンエネルギーが最終的に利益を生み出す種類のエネルギーになるということだ。これは新しいビジネスや全く新たな産業の創出につながるであろう。そしてそのビジネスは立派な報酬を伴って他国に委託されないアメリカ国内の仕事につながっていくであろう。
I’ve often talked about the need to build a new foundation for economic growth so that we don’t return to the endless cycle of bubble and bust that has led us into this deep recession. Clean energy and the jobs it creates will be absolutely critical to that new foundation.
今回の経済不況につながったような好不況の繰り返しに戻らないような経済成長の基盤を作り上げる必要性を私は何度も主張してきた。クリーンエネルギーとそれによる雇用の創出はそのような新たな基盤に絶対的に必要なものであろう。
This legislation has also been written carefully to address the concerns that many have expressed in the past. Instead of increasing the deficit, it’s paid for by the polluters who currently emit dangerous carbon emissions. It provides assistance to businesses and families as they make the gradual transition to clean energy technologies. It gives rural communities and farmers the opportunity to participate in climate solutions and generate new income. And above all, it will protect consumers from the costs of this transition so that in a decade, the price to the average American will be about the same as a postage stamp per day.
過去に表明された懸念についても法案は注意深く述べている。赤字を増やす代わりに、現在は二酸化炭素を放出している企業が利益を出せるようになる。家庭と企業がクリーンエネルギーへ移行することを助長する。郊外社会や農家に気候対策に参加し新たな収入を生み出す機会を与える。そして何よりも今後10年間の移行に伴う費用から消費者を保護するものである。すなわち平均的なアメリカ人には1日あたり切手一枚分くらいの費用になるであろう。
Because this legislation is so balanced and sensible, it’s already attracted a remarkable coalition of consumer and environmental groups, labor and business leaders, Democrats and Republicans.
この法案は大変にバランスがとれた内容であるため、既に消費者や環境団体、企業や組合のトップ、民主・共和両党に至るまで高い評価を得ている。
Now I urge every member of Congress — Democrat and Republican — to come together to support this legislation. I can’t stress enough the importance of this vote. I know this is going to be a close vote, in part because of the misinformation that’s out there that suggests there’s somehow a contradiction between investing in clean energy and our economic growth. But my call to those members of Congress who are still on the fence, as well as to the American people, is this: We cannot be afraid of the future, and we can’t be prisoners of the past. We’ve been talking about this issue for decades, and now is the time to finally act.
私は全ての国会議員にこの法制化を支持するように団結することを願う。この投票の重要性は強調してしすぎることがないほどである。この投票は接戦になることも予想される。何故ならクリーンエネルギーへの投資と経済成長との関係に矛盾があるかのような誤った情報がその一因である。しかし私はアメリカ国民と、まだ態度を決めかねている議員にこう呼びかけたい。我々は未来を恐れてはならないし、過去にとらわれた囚人になってもならない。我々はこの問題について過去何十年も話し合いを続けてきたが、今こそついに行動を起こすときなのだ。
There’s no disagreement over whether our dependence on foreign oil is endangering our security; we know it is. There’s no longer a debate about whether carbon pollution is placing our planet in jeopardy; it’s happening. And there’s no longer a question about whether the jobs and the industries of the 21st century will be centered around clean, renewable energy. The only question is, which country will create these jobs and these industries? And I want that answer to be the United States of America. And I believe that the American people and the men and women they sent to Congress share that view.
海外の石油に依存することの危険については議論の余地もないほど明白である。二酸化炭素の排出がこの地球という惑星を窮地に陥れていることも明白な事実だ。そして21世紀の産業と雇用はクリーンな再生可能エネルギー関連に集中することに疑いの余地もない。唯一の問題は、どの国家がこれらの新たな産業と雇用を創出するか、ということだ。私は、その答はアメリカ合衆国であって欲しい。そして私は、アメリカ国民と国民が議会に送り込んだ人々はこの価値観を共有してくれると強く信じるものである。
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(よっちゃん解説)
これこそ正に「戦略」であり、国家方針と言えるでしょう。自国がどういう道筋を目指しているのか、それを明確に掲げることで国民は安心して将来に前進ができるのであり、それが今の日本に欠けているものではないでしょうか。
オバマ大統領は選挙の時から「環境対策に投資することで新たな雇用を創出する」と公約してきました。その目的は経済復興だけではなく、長期にわたって安定した産業を作り出し、世界をリードしていくという確固たる信念に裏打ちされています。
(しかし短期的にはその投資に見合う見返りよりも産業界の負担が大きくなることへの反発も根強く、その抵抗勢力にいかに対峙していくかは今後を見守らなければなりません。)
振り返ってみて、日本はどうでしょうか。定額給付金などの短期的な刺激策と抽象的な文言の羅列で、しっかりした指針が打ち出されているとは到底感じられません。私は資源の無い日本は「頭脳で発展」つまり教育を国家の根幹とすべきなのは明らかだと思います。そこで競争力を失い続けていったからこそ現在の苦境があると思えてなりません。

Historic Energy Bill 環境エネルギー政策」への4件のフィードバック

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    よっちゃんの訳、とっても解りやすいです♪
    いよいよ、アメリカも腹を括ったのかな~って感じです。
    暗殺されたケネディ大統領は、同じような考えを持っていて、暗殺されたのだという説も流れています。
    石油大国や、石油で世の中が回っている今、
    革命ともいえる事でしょうね。
    地球には、フリーで、クリーンなエネルギーがあり、その存在に気づいていながら、利益のために、知らないふりをしてきた・・・その代償はとても大きいのに。。。
    日本でも、技術が伴えば可能なのに、
    真似っ子の日本は、アメリカが動き出すのをじっと待つしかできないのでしょうね。。。(^^;

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  2. よっちゃん

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    >愛さん
    ありがとう!
    オバマ大統領の演説解説にはコメントがつきにくいので寂しく思っていたんだ(・Θ・;)
    これからもできるだけ分かりやすい解説を加えていくようにするね(^O^)
    日本の動きは…その通りだねぇ
    アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく…という状況は変わっていないように思えるね(ノ_・。)

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  3. アンナ

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    エコも大切ですが従来の自動車を扱う中古やさんとかエンジンがウリのスバルを思いだし切なくなります・・・・・

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  4. よっちゃん

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    >アンナさん
    かつてアナログのレコードがCDに駆逐されたのはまるで一晩の出来事のように一瞬で産業構造が変わったんだよね
    が…今回の流れは幸か不幸かかなりの年月が移行にかかるんじゃないかなあ(^_^;)

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