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私は2年前からのオバマウオッチャーであり、常に心で応援してきましたし、今後も変わりません。
しかしどんなに彼が偉大であっても残念ながら過去の歴史を変えることだけはできません。
国家が下した決断には(もし彼がリーダーなら反対したであろうとも)それを何としてでも理論づけて正当化=justifyする(いえ、せざるを得ない)のはいたし方ないことでしょう。
(米軍基地の移転問題に関して:日本は前政権からの継続性を尊重すべきは明らかでしょう)
1991年の湾岸戦争(Gulf War)の当時、私はアメリカにいました。ある日突然テレビのチャンネルは全て戦争で占められました。そして全てのメディアが湾岸戦争を支持しているかのごとく感じました。ニュースは殆どが「今日はアメリカ兵が○名も犠牲になった」が中心でした。
そして日本からの新聞・雑誌が届いて驚き、息をのむ思いがしました。イラクにおいては民間人を含めて10万人以上の犠牲が生じた、と・・・ しかしアメリカのメディアは決して具体的な数を発表せず「かなり多くの犠牲者」という表現しかしませんでした。それは今に至るも同じでしょう。
戦争において情報統制が行われるのは当たり前すぎることかもしれません。ちょうど第二次世界大戦において日本の大本営発表が常にそうであったように。私が恐怖を感じたのは世界の民主主義のリーダーであるはずのアメリカにおいてさえ「戦争に反対するのはけしからん」という雰囲気に包まれていたことです。
その頃は今ほどインターネットが発達していませんでした。我々は一つの情報に依存してはならない、ということを常に自戒していかなければならないと思います。
オバマ大統領、アフガニスタンへの3万人増派を発表から以下の文を見てみましょう。
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As we know, these men belonged to al Qaeda — a group of extremists who have distorted and defiled Islam, one of the world’s great religions, to justify the slaughter of innocents.
周知のように、このテロリスト達はアル・カーイダに所属していました。アル・カーイダはテロ組織であり、世界の偉大な宗教の一つであるイスラム教を捻じ曲げて解釈を行い、イスラムの名を汚しました。それは無実の人々を殺戮することを正当化するためだったのです。
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この長文を1つの文で訳すのは(不可能ではないですが)無理があり、理解しづらくなりますね。
あえて3つの文に分けて訳してみました。
justice=正義
judge=裁判官
justify=正当化する
justification=正当化
語源の感覚をつかむのには類語をまとめておくと便利ですね。
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