英語ではhave, get, makeなどの動詞が多用されますがgiveもその仲間と言ってよいでしょう。
直接的に動詞で表現するよりもgiveを入れることでワンクッションおいた感じがして、口語的な感じがする。
その感覚を少しでもつかんでみるように努めてみましょう。
(1)明日お電話をお願いします。
Please give me a call tomorrow.
イギリス英語ならばgive me a callをgive me a “ring”ですが、どちらでもかまいません。
直接的にPlease “call” me tomorrow.でも構わないのですが、実際の口語表現ではgive me a callのほうが一般的です。
“call me”よりも間接的でやわらかい感覚があると思いませんか。
(2)車で飛行場まで送っていきますよ。
I’ll give you a ride to the airport.
rideはイギリス英語ではliftになります。
これも直接的にI’ll take you to the airport in my car.で全く構わないのですが、give you a rideのほうが間接的で押し付けがましくないような感じがしませんか。
(3)彼の家族は私にたくさんの支援をしてくれました。
His family gave me a lot of support.
これもこう言い換えられます。
His family supported me a lot.
この直接的な表現ですと冷静な事実という感じがしませんか。
(4)彼女は僕にキスをした。
She gave me a kiss.
もちろんこれはこう言えますね。
She kissed me.
しかしこの表現では「つまらない」感じがしませんでしょうか。
(5)彼女は私に答えようとしなかった。
She wouldn’t give me an answer.
これも言い換えてみましょう。
She wouldn’t answer me.
どうですか?直接的な表現ですと事務的な感じがして、余韻が残らない感じがしませんか。
全ては「感覚」の問題ですが、他にもgiveを使った表現をさがしてさりげなく使えると、会話がよりやわらかくなるかもしれませんよ。


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よっちゃん先生(瀬利善郎)
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