thereという単語は「そこ」「そこに」という意味がありますが、それ以外に
形式上の主語として文の先頭に来るThere is~. There are~.という形がありますね。
中学で習ったThere is a pen on the desk.(机の上にペンがあります)という文は意味上の主語はペンであり「ペンが机の上にあります」と訳すことができるというわけです。
さて、There is(are)の後に来るのはペンのような具体的な物体に限らず、むしろ抽象的な言葉が使われることが多いようですので、そこを見ていきましょう。
(1)どうやっても彼に勝てっこない。
There is no way that I can beat him.
直訳すればno way=方法が無い、ということですね。つまりI can beat him(彼に勝てる)方法がない。
というわけでThere is no way +(主語・動詞)のかたちで(主語・動詞)できる見込みがない、という表現になります。
(2)歩み寄り(妥協)の余地はありません。
There is no room for compromise.
roomというのは物理的な部屋を指すだけでなく、このように「余裕」あるいは空間という意味があります。
There is no room for~.で「~の余地がない」という意味になり、
There is no room for doubt.(疑いの余地がない)
のように使われます。
(3)何が起きているか彼女に聞いても意味がないです。
There is no point asking her what’s going on.
日本語でも「それはポイントがずれているね」=「大事な点をおさえていない」というようにポイントという言葉が使われているので、感覚は分かりますね。
No, that’s not the point.(いや、そういうことじゃないんだ)のように使われます。
(4)説明の必要はありません。
There is no need for explanation.
needというのは「必要とする」という動詞以外にも「必要」という名詞の意味があります。有名なことわざがあります。
A friend in need is a friend indeed.
(困ったときの友こそ真の友)
(5)それについて知りたいことがあります。
There are things I want to know about it.
thingは「もの」という具体的な物体だけでなく抽象的な「こと」の意味でもよく使われます。
There are a lot of things to do right now.
(今はすべきことがたくさんあります)


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