関係代名詞は重要ではあるのですが会話では「省略されることが多い」ということをよく頭に入れておきましょう。
例えば「私が会った少年はマイクです」を英語にすると、正しくはThe boy WHOM I met is Mike.あるいはThe boy that I met is Mike.になります。
しかし、いずれも省略してThe boy I met is Mike.と言うのがむしろ大半であるということです。
(1)あなたが作ったパスタは好きです。
I like the pasta that you made.
この場合のthatはwhichでもかまいません。しかし冒頭で述べましたように、丁寧に表現する場合にはこのように関係代名詞を入れますが、実際には使われず省略されることが会話では多いです。
(2)向こうを歩いている人を知っています。
I know the man who is walking over there.
この場合のwhoは省略できません。しかし困ったことにと言いましょうか、実際にはwho isを省略してI know the man walking over there.というのが口語的な表現になります。
日本語でもそうですが、話し言葉では省略を使うことが多いのですね。
(3)このケーキを作った男性を知っていますか。
Do you know the man who made this cake?
この場合のwhoは明らかに省略できない形です。
省略してしまうとDo you know the man made this cake?となって、ひとつの文章の中にknowとmadeというふたつの動詞が存在してしまうからです。
しかしまたこの文章も以下のように言うことができます。
Do you know who made this cake?
(4)あれが彼が住んでいた家だ。
That is the house which he lived in.
これを堅い表現でいうとThat is the house in which he lived.ですが、文語的というか「書き言葉」的な感じがします。
口語では関係代名詞を省略してThat is the house he lived in.というのが普通です。
(5)彼は窓が壊れている家を買った。
He bought a house whose windows were broken.
これも堅い表現であり、He bought a house with broken windows.
といったほうが普通の口語表現でしょう。
関係代名詞を説明していくには大変な文章量を必要としますので、今回は基本的な使い方と、こういう省略が存在する、ということの雰囲気だけをとらえておきましょう。


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2 Responses

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    こんにちは。初歩的な質問です^^;
    関係代名詞のことではないのですが、(5)のhouseはaがついていますが、theは使えないのですか?
    またその理由もお願いします。

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