今回から新しいシリーズで「動詞以外」の言葉になります。
文章の結論(書く、走る、歌うなど)は動作=動詞になることが多いですが「てにをは」の使い方も理解した方が、より幅の広い表現ができるようになりますね。
基本的な単語ばかりですから、きっと楽しんで読めると思いますよ。
先ず第一回はitです。いわゆる代名詞であり、日本語にすれば「それ」と訳せますが、実際には「一般的な事や物」を指すのに使う場合が多いです。
言い換えれば「軽い存在」とも言えますので、直接には訳さないほうが日本語として自然な場合が多いですよ。
(例)
It’s rainy today.(今日は雨です)
(1)おいしかったです。
It was delicious.
これは便利な表現ですね。「それ」という特定の一品料理を指しているのではなく、今いただいたもの全体、という感覚ですね。
ですから発声としてもitではなくdeliciousを強くいうのが自然というのは分かりますよね。
(2)(戸口で)誰?ぼくだよ。
Who’s it? It’s me.
日常の決まり文句です。やはり「それは誰?」では妙ですよね。
漠然として指していて、その尋ねている対象は相手しかありませんね。
そして答え方も文法的に主語・動詞が必要だからIt’sが存在しているだけであり、深い意味はないですね。
(3)ここはやかましい。
It’s noisy here.
一番言いたいことは、やかましい=noisyですね。そこにやはり文法的に必要だから頭にit’sが軽くくっついているという程度ですね。
It’s warm today.(今日は暖かい)と同じ感覚ですね。
(4)大丈夫
It’s OK.
もちろんit’sを省略してもかまいませんね。かるーい存在ですね。
It’s all right.でも同じことで、好みのものを使えばいいでしょう。
ただ省略してもいいのですが、it’sがある方が丁寧な感じがしますね。
(5)どう表現すればいいかなあ。
How should I put it?
このitは、まさに今から自分が表現しようとしていることを漠然とさしているわけであり「それ」と訳さない方が自然ですよね。
今日の説明はいかがでしたでしょうか。
Do you like it?


視覚障害者の方のために「画像認証をはずす」運動にご協力をお願いします。
よっちゃん先生(瀬利善郎)
info@cai-narita.com
090-1502-5643

Tags:

4 Responses

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アーカイブ