形容詞としてのsomeは「いくつかの」という意味が基本ですね。
I have some pens.
(私は何本かのペンを持っています)
しかしそれでは意味が通じない場合があります。次の文章はどう訳しますか?
Some students in Australia study Japanese.
some=幾つかのと考えると「オーストラリアの数人の生徒は日本語を勉強する」という訳になりますね。
数人しかいないなら「殆ど誰も日本語を勉強しない」という意味に受け取れてしまいます。
実際にはこういう意味です。
「オーストラリアには日本語を勉強する生徒もいる」
覚えておいていただきたいのはsomeが文頭にあると「そういう場合もある(そういう人もいる)」という一般論を表現することが多いということです。
もう少し別の例文も見て感覚を養いましょう。
Some people stay home and others go out.
(外出する人もいれば家にいる人もいる)
Some people die young.
(若死にする人もいる)
Some flowers are blue and others are red.
(青い花もあれば赤い花もある)
分かりますか?確率は1%か50%か、そういうことは問題にしていないのです。そういう場合もある、そういう人もいる、ということを表現しています。
someが文頭にある場合には注意を心がけるようにしましょう。


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